空を見上げると、人生のすべてがつまっている

 

昨日は早朝から風が強く、嵐の気配。
田植えも終わり、数ヶ月ぶりに1日お休みにしようと3人で話していたのに、目覚めは最悪でした。

朝、まだボーっとした頭でソファに座っていると、田んぼの見回りに行っていたゆうじさんが「トマトが倒れてるよ!少しでも早くなおさないと!」と帰って来ました。

 

突風と言ってもよい位の風が吹く中、雨に打たれながら、痛々しい姿になってしまった野菜たちを3人でなおしていきます。
支柱を増やし、マイカ線で支え、それを固定する。
こういうときに「いのち」を改めて感じます。普段はどうしても当たり前になってしまう。

 

作業しながら「そういえば今日は休みにしようと話していたな」と思い出して、神様は厳しいなぁと思いました。
でもきっと「いのち」をつなぐことにぼんやりしてしまっていた私にこういうキッカケを与えてくれたんだなと思いあたります。
修行のように黙々と。
鍛えられているなと実感します。
農業を営んでいるとこういうシーンが多々有って、神様に試されているようだと感じます。こういうときにいかに丁寧にしごとができるか。気持ちを入れることができるか。最後までやり遂げることができるか。

 

必死に作業をしていたからか、ゆうじさんが手を大怪我してしまうというハプニングも。
すぐに処置していただき、5針縫うだけで済みました。
これはきっと頑張りすぎてたゆうじさんに「少しは休みなさい」という神様からのギフトだと受け取ることにします!笑

 

そんなこんなで今朝心配しながら畑に向かったのですが、今のところほとんどの野菜たちが持ち直してくれているようです。
ああ、良かった。。。

 

明日のLIVEでお出しするピタサンド用のズッキーニも無事にたくさん収穫できました。
きっとスペシャルに美味しいサンドになってくれるはずです!

 

実は昨日も素敵な音楽に触れていました。ギジェルモ・リソットさんのギター@夜長茶廊
本当にきれいな音。場のあたたかな空気も素晴らしかった。
「空を見上げると、人生のすべてがつまっていると感じる。」と話していたギジェさん。
まさにそんな1日を過ごしていた私は、心の底から共感し、さらにギターの音が沁み込むようでした。

 

gei45

写真 / 前崎成一さん

 

高谷絵里香

 

 




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