放射能検査報告

数日前まで、すっかり春らしくなった蒜山でしたが、ここ数日の冷え込みと雪で、景色は冬に逆戻り。

それでも、日中の日差しは暖かく、着実に春の到来を感じさせます。

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4年前の今日は、私たち蒜山耕藝にとって、ある意味において、原点ともいえる出来事があった日です。

2011年3月11日は、私にとって、どういう日なのか3年前のブログでつづっています。 →★
普段、当ブログなど蒜山耕藝の日々の情報発信の中では、そのことについて、発言することはあまりありません。
しかし、それは、そのことを忘れようとか、意識しないようにしようとしている訳ではありません。

常に問題点や危険性をチェックし、広く情報を拡散していこうという方々の働きは、日々に忙殺されがちな私たちにとって、とても有用ですし、尊敬に値する仕事だと思います。

それを踏まえたうえで、この先、私たちはどういう生き方をしたいのか?どんな日本に、世界で暮らしたいのか?

人類にとって、幸せに暮らすための日々のこころのあり方とはどういうものなのか?

そういう思いを皆さんと共有できれば、原発問題だけでなく、戦争、貧困、人権問題など、この世のすべての問題は、解決すると考えています。

お花畑の理想論と思われる方もいると思いますが、それが、最も早くて、一番、実現可能な道筋ではないかと私は信じています。

その一方で、福島のあの地から、日々、放射性物質が大気中、海中に拡散されていることは現実の問題として存在しています。また、近隣諸国でも、原子力発電所は存在し稼働しています。核保有国も増え、また、テロ組織への核兵器、核物質の拡散も懸念されています。

その現実への対応としては、全く不十分なのかもしれませんが、私たちは、年1,2回、数品目ですが放射能検査をしています。

少なくとも、自分たちの農産物は、放射能のリスクについては確認したいと思っています。

今年は、大豆で検査をしていただきました。検査結果は以下の通りです。


 

品目:大豆

測定日:2月6日

検体量:1098.0g

測定機器:NaIガンマスペクトロメーター

測定時間:60分

セシウム-137 結果:ND(検出限界以下) 検出限界1.1Bq

セシウム-134 結果:ND(検出限界以下) 検出限界1.2Bq

1)検出限界以下でもスペクトルが認められる場合は、計測時間を長く取る等、再検査を行う場合があります

2)検出限界は厚生労働省が定めた「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に基づいて算出された数値です


桑原広樹

 

 

 

 

 




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