お話会を終えて

hiruzen34写真・前崎成一さん

 

ここ数日雪はずっと降っていましたが、本格的な積雪ではなく、大したことありませんでした。
今シーズン初のマイ除雪機発動になるかとドキドキしていましがホッとしました。

 

gei45写真・前崎成一さん

 

さて、少し前のことですが今月の9日に「日々、これ食卓」という素晴らしい会でお話をさせて頂きました。
たくさんの方にお越し頂き感謝感激です。
本当にありがとうございました。

 

頭の中には話したいことがたくさんあるけど、まとめてスマートに話すなんてことはできないので、思いつくまま、素の自分で話してしまいました。

 

進行役のStillwaterのあめちゃんが時折うまく方向修正をしてくださったり、微笑みながら暖かい眼差しを送ってくださる皆様にとても救われました。
蒜山耕藝の食材をあますところなく活かしてくださった大黒谷寿恵さんの料理、蒜山耕藝の小麦とライ麦を使ってカタネベーカリーさんが焼いてくれたパン、ほんと美味しかった。すべてが蒜山でした。

 

そして貴重な機会を与えてくれたStillwaterの皆様、ヒルサイドテラスの方々、おかげさまで自分たちのことを見つめ直す良いきっかけになりました。本当にありがとうございました。

 

いつも話すことですが、僕は農家を目指していたわけではありませんでした。
農に興味はありましたが、農業というよりも自然栽培という農法に興味を持ち、自然栽培の軸とも言える理念、それを自分の生き方としても当てはめていきたいと思っていました。

 

それぞれの生命が尊重しあえるような世界。
それが夢物語のようになってしまう現代において、それを目指すにはまず自分の人生から始めようと思ったわけです。

それが大目標であって、手段はなんでもいいと思っていました。
そして紆余曲折があった結果、農家になりました。

 

今は完全に農家(米農家!)と言って回っていますけど、農家である前にそんな思いを持っているので、今回のような場で話をする時は農家っぽく無い話も多くなってしまいます。

なんだか何が言いたいのかわからなくなってしましましたが、自分は農家だからなんて自分のことを縛らずに自分らしく生きたいなと思ったのでした。

生命が尊重しあう世界はきっと多様性に溢れている。
自分が自分らしく生きること、その集まりが自然だったり、宇宙だったりするのかも。

でも現実は自分らしく生きることなんてできない社会にになりつつもあります。
その辺の現実もしっかり見つめつつこれから歩んでいきたいと思います。

 

img_1344

 

そして今週末の日曜と月曜は2週間ぶりにくどの営業です。
寒いし、お餅が美味しいので揚げ餅力うどんにしようかな。
ごはんも食べたい人のためにごはんと漬物のオプションもつけようかな。
本格的な雪は降らないと思いますが念のため冬用タイヤでお越しください。

 

 

 

高谷裕治

 

 




競争の世界から協力の世界へ。
畑の脇役たち
連載「出張くど」1 。堀仁憲さんの器。
12月5日(土)6(日) 種市@吉祥寺に出店します!