共鳴のかたち

2021年3月13日

 

 

昨夜はオンラインショップの販売開始と同時にたくさんのご注文を頂きました。
購入して頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
そしてタイミングが合わず購入できなかった方、本当に申し訳ありませんでした。

 

 

実は販売方法に関してはこの2年ほど頭を悩ませています。

おかげさまで蒜山耕藝の作物や加工品の認知度が高くなっているように思えます。
そしてさらに有難いことに、ご注文の多くがリピーターの方々からです。
私たちの作物や加工品を気に入って頂けている証拠だと素直に受け取っています。本当にありがとうございます。

 

しかし、農業としての規模は変わらないため作物の収量は増えていません。
加工品も自分達の作物のみを原料としているため増やすことはできません。

そのため、ここ数年はお米や蒜山◯餅等は販売開始後数分で売り切れてしまう状況になっています。
きっと多くのお客さまに残念な思いをおかけしたり、ご迷惑をおかけしてしまっていると感じています。

 

 

 

今年は思い切って販売方法やシステムを変えようと考えています。

研修生だった頃、畑の師匠に「生産、流通、消費、三位一体で地球を浄化していくんだ」と常に言われていました。
どの立場が偉いとかではない、みんな一緒にやっていくんだ、ということです。

その言葉は今でも胸に刻まれているので、自分達だけでやるという意識はありません。
周りの自然環境だったり、支えてくださるお客様とのつながりを大切にしていきたいと漠然と思っていました。

そのつながりの形を具体的に構築していきたいと思うのです。
周りの自然や田畑とのつながり方、手のかけ方などは毎年試行錯誤しながらより良い関係を築こうとしています。
それと同じようにお客様とのつながり方も新たな形を見出していきたいと思っています。

その「より良い関係」というのはどういうことか。

 

僕の中では「共鳴」だったり「共振」というイメージのものを思い描いています。
自然と調和するとは「自分と自然が共鳴すること」とも言えると思うのです。

共鳴とは、簡単に言えば個の振動が他の物に伝わった時に似たような振る舞いをすることだったり、振動を増幅させるという意味もあります。
少なくとも僕の中ではそういうイメージです。

お互い共鳴し合えるような関係性を自然とお客様と僕らとでつくりあげたいと思っています。

僕らとお客様との具体的なつながり方として今までよりもリアルだったり、深い情報もやりとりできたらと思います。
そのための形として、有料で人数を限定した会員システムをイメージしています。
まだまだ考え途中ではありますが春先にはご案内したいと思いますので、関心を持って頂けたら嬉しいです。

 

 

 

高谷裕治

 

 

 

 

 




つくって食べる。
9月30日(日)のくど営業について
2018年。今年のなつのこま、販売を開始します!
蒜山耕藝の商品【お取り扱い店舗】 2020年7月現在