今年の野菜。

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今年も少しずつ野菜の収穫が始まってきました。

今年の春から蒜山耕藝が3人から2人での作業分担に変わったため、作付けも考え直しました。
まず、品種をしぼること。
これは種採りのこともふまえてです。
どうしてもあれもこれもつくりたく(食べたく)なってしまうのですが、ぐっとこらえてトマトは「なつのこま」だけ、茄子は「真黒茄子」だけ、とシンプルな作付けにしました。
たったこれだけでも作業もシンプルになるため、結構大きな変化です。

作付け面積もぐっとこらえたつもりですが、それでもついつい思ったよりも管理面積が増えてしまいました。
やらなければいけないことが山積みで、ああどうしようとなりながらも、たくさんの方に協力いただいてなんとかなんとか収穫期を迎えつつあります。
2人でしっかりやらなければと思って始めた春でしたが、ふりかえるとみんなの力を貸してもらえなければ、今こうしてここにいることもできなかっただろうと心底思っています。
忙しくなる時期を見計らってさりげなくここ中和に足を運び、大切な田植えや野菜の定植を丁寧に手伝ってくれた堀さん、坂野さん。
今、毎日のように畑に足を運び、収穫や誘引、片付けを手伝ってくれているオカズさん。それだけでなく、田畑の恵を余すところなく毎日の美味しい食卓に昇華してくださることに、心から感動しています。
田んぼ畑はもちろん、くどを整え一緒に料理をつくってくれている豆腐職人のまついさん。彼女がいなければ春からくどを開くことはできなかったと思います。
みんな、本当に、本当に、ありがとう。

 

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みんなの力を借りることに甘えてはいけない。これからの蒜山耕藝をどのように持続可能にしていくかをしっかり考えなければならないと思っています。真剣に。切実に。

 

その中で今年は大きな決断をしました。
去年まで個人のお客様へ野菜の発送を行っていましたが、今年は諦めようと思っています。
蒜山耕藝としてひとりでも多くの方に作物を届けたいという思いは溢れるほどあるのですが、作業のボリュームを考えるととても1件1件お送りできる余力がない状況です。
できる限り発送の機会も作れたらと思ってはいるのですが、現状としてどれだけできるか全く目処がたっていません。
まずは蒜山耕藝の食卓である「くど」をしっかり開いていくこと。
そしてくどで私たちがつくる作物を手にとっていただけるようにがんばっていきたいと思います。
その上でまとめて預かってくださるところへ出荷する形を模索していきたいと思います。お取り扱いいただける店舗さんやイベントはその都度ご案内していくつもりです。
また、もしかしたらSNS等で突如「今日発送できます!」というご案内をさせていただくかもしれません。
このブログでもお知らせするつもりですが、Facebooktwitterinstagramもご覧いただけると嬉しいです。

 

さぁ、今日も野菜の収穫、なつのこまの管理、草刈り・・・やるべきこと山盛りの一日がはじまります。

 

 

高谷絵里香

 

 

 

 

 




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