くどはもう少しお休みします
今年の夏はきっと誰にとっても印象深く特別な夏になりましたね。
私たちも今までと全く違う時間の流れを感じています。
くどをクローズし、おまけに多めに作付けしていたとうもろこしやなつのこまがほぼ全滅。
予定していた作業も減って「あれ、なんか時間ある!」とポジティブに受け止めています。笑!
とはいえ、農作業は無限にあります。
働く時間としてはそれほど変化はないのですが、気持ちの余裕が全然違う。
今までどれだけ仕事に追われていたんだろうと実感しまくりです。きっと同じような気持ちの方たくさんいらっしゃいますよね。
私が一番実感するのは洗濯物をたたむ時と家の掃除をしている時。
今まではものすごく焦りながらしていたんです。
頭の中は「ああ、こんなことしている場合じゃないのに!」。
冷静になればそんなことで焦っても何も変わらないし、それくらいの時間は十分にあったはずなんです。
それでもあれをやらなきゃ、次はこれをやらなきゃと知らず知らず自分を追い込んでいたのだと思います。
今は仕事以外のこともおおらかな気持ちで取り組めるし、身体がしんどいときは「もう休もう」と切り替えることができます。
(そのおかげ?か、今年は暑さへの耐性が下がりまくり。日中は屋根の下に逃げています)
これから端境期に入る9月。
コロナも収束とはまだ言えない状況の中、作物の少ない季節はこのままくどをお休みしようと決めました。
今の気持ちとしては新米を収穫した頃、お披露目のオープンができたらいいなと思っています。
また気持ちが変化することもあるかもしれませんが、今年はいつもよりさらに自分の気持ちを最優先に物事を決めていきたいと思っています。
身体も正直に反応して無理がきかなくなっているので、このままスローペースで秋を迎えます。
ま、私自身はこんな感じですが、ゆうじさんは今年も変わりなく朝から晩まで外でがっつり作業してくれています。
ほんとにすごいなぁと尊敬しながら、私には無理だなと良い意味で諦めています!
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高谷絵里香