5年目のくど。

 

2018年12月13日。
おかげさまで蒜山耕藝の食卓「くど」の4周年を迎えることができました。

それにしてもあっという間。
ちゃんと数えるまでは4周年ではなくて、3周年かなーなんて思ってたくらいです。

 

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写真・前崎成一さん

 

 

くどは新規就農して3年目に1年かけて農作業しながらコツコツつくりました。今思い返せば随分無茶したなと思うけど、無我夢中でやってました。その頃はまだ立ち上げメンバーだったくわさんも一緒で、楽しかったし成長もしたけど、このボリュームのDIYはもういいかなぁというのが正直なところ。

さて、4周年という節目を迎えた今、
改めて「くど」のことを
考え直してみたいと思います。

 

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写真・前崎成一さん

 

 

くどをつくった理由はいくつかあります。

まず作業場が必要だったこと。
2012年4月から農業を始めてしばらくは狭い自宅の玄関で農作物の袋詰めや、発送作業をしていました。
ネットで注文を受けて直接販売していたので、収穫した農作物や段ボールなどの梱包資材などで溢れて効率も悪くなり、限界を迎えていました。

また、お客さんの対応することもままならなかったことも理由の一つです。
2年目になると、見学希望の方や農作物を直接買いに来てくれる人も増えてきました。
カオス状態の自宅ではちゃんとしたおもてなしもできず、歯がゆい思いをすることも多くなったのです。

 

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そしてちょうどこの頃から自分の中の農業や地域に対しての考え方に徐々に変化が出てきました。
それまでは一農家としてちゃんと営農していくことだけを考えていました。農作物をつくり、販売して、それで生活してくんだ!と。

日々農作業を通じて自然と向き合っていると益々この地域に惹かれていきました。同時に地域の未来についても目を向けるようになりました。他の地域と同様に人口減少と高齢化は急速に進んでいます。まだ田畑は管理されているけれど、近い将来担い手は足りなくなるのは明らかでした。

自然豊かな地域ではあるけれど、この美しい里山の景色は人の営みが無ければ崩れてしまいます。農業をする上でも、地域が最低限の機能を維持していなければ続けることはできません。

この時すでに僕はここ蒜山の中和地域の虜になっていて、ずっと暮らしていきたいと思っていました。
中和で暮らしていくために、農業を続けていくために、そして中和のためにできることをしたいという気持ちが大きくなっていきました。

 

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写真・前崎成一さん

 

 

中和は特に目立ったものはないけれど本当に良いところです。
水も空気も美味しい。ここで育った米や野菜などの作物も美味しい。
足をは運んだらきっと気に入ってもらえる。
いろんな人にここに来て体感して欲しいと強く思うようなったのです。

100人に一人でも。
1000人に一人でも。
ここ中和で暮らしたいと思ってくれる人がいたらそれでいい。
とにかく人の流れをつくりたい。

そんな時にくどの物件と出会ったのです。

農業の作業場所であり、加工品をつくる加工場でもある。
収穫してきた農作物をここで料理してみんなで囲む食卓でもある場所として、くどを生まれました。

移住した当初は米農家になるなんて全く思っていなかったように、お店をするなんて思ってもいませんでした。
人生思い通りにならないけれど、行き着く先は面白い場所かもしれない。そういう心構えがあると壁に当たっても心がちょっと楽になると実感できてきたのもこの頃からです。

続く

 

 

 

高谷裕治

 

 

 

 

 




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