亀治について。その2。

2020年7月24日
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僕が亀治を最初に作ったのは2年前。

その時は「穀良都」「石白」「雄町」「金時糯」「亀治」を30株位ずつ育てました。
ジーンバンクから50粒ずつ分けて頂いたり、友人から譲ってもらったものです。

同じ品種名であってもまるで別の品種と思える育ち方をすることがあります。
「同名異品種」というのかな。
亀治もそうでした。
亀治もジーンバンクで検索すると何種類か出てくるのですが、2年前はそのうち2種類を選んで育てました。

いざ成長してみると、
片一方は真横に葉っぱを展開し隣の株に通り越してしまうほど。背はそんなに高くないものの株の張り方も豪快。力強さに見惚れる程だけど穂が出るのが9月に入ってからで蒜山だとあまりにも遅い。

もう一方はそこまで葉は横に開かないけど、背はとても高くて亀の尾と同じくらいの高さ。ただ、亀の尾と違って茎が太くてどんなに風が吹いても倒れることはありませんでした。穂は8月末には出るので蒜山だとギリギリの遅さです。

この2つはとても同じ品種とは思えないのですが両方とも籾の先っぽに赤い点がついているのです。きっと両方ともルーツを持つ亀治だけど、別の地で選抜されていくなかで枝分かれしていったのですね。

結局、僕は後者を選んびました。
面白いのは出穂が遅い方の亀治を米子の丸瀬家に託して育ててもらったところ、出穂が早すぎて米子では向いていないという結果になったこと。たしかお盆過ぎだったかな。半月くらい穂が出るのが早くなってしまったのです。実際に育ててみないとわからないものです。

 

 

あの亀の尾だっていろんなタイプの亀の尾があるし、コシヒカリでさえ県によって特徴が違うと言われています。

名前は一つの目安とか指標にはなるけれどそれだけで判断しちゃいけませんね。
米の品種だけでなく、どんなことにも言えることです。

亀治も自家採種を続けていくことによってどんどん蒜山の亀治になっていくことでしょう。
僕はどうやってその種を採っていくのか。
しっかり観察して選抜していくのか、ある程度のバラツキを保つように大雑把に選んでいくのか。
これも悩ましい問題です。

 

 

 

高谷裕治

 

 

 

 




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