新しい流れ
今年も田植えや夏野菜の準備に追われる日々を送っています。
今はハウスで稲の苗や野菜の苗を育てながら、トマトの定植を始めたり、ジャガイモ、里芋、とうもろこし、かぼちゃの種を蒔いたり。
田んぼの整備や麦や大豆の播種の準備も並行して進めています。
実は今年の春から蒜山耕藝の体制が変わりました。
今まで桑原広樹、高谷裕治、高谷絵里香の3人で農作物の栽培、販売、くどの運営を行っていたのですが、この度桑原が諸事情により5月末で蒜山を離れることとなったのです。
また桑原自身からご報告させていただきますが、前向きで明るい話ですのでご心配なく!
写真・前崎成一さん
蒜山耕藝としては今まで3人で分担していた仕事を2人で回していけるように今年は体制を整えなくてはなりません。
寂しい気持ちや不安な気持ちが全くないわけではありませんが、今は桑原の門出を心の底から応援したいと思っています。
同じ思いを持った仲間と離れて、別々の土地でそれぞれの暮らしを積み上げていくこと。
震災後移住を決めたときも感じたのですが、それが大きな希望のように感じます。
点と点が広がって、線になって、大きなうねりになるような。
またそれぞれの土地で新しい出会いがあったり、流れがあったり。
そんな中、一緒に蒜山耕藝を立ち上げた思いはきっとずっと共有していけると信じています。
言葉にできないような、感覚的なもの。
でもそれをしっかりと3人で共有していたこと、
そして同じようにそれを共感してくれる友人、仲間、お客様が居てくれたからこそ、今の蒜山耕藝があるんだと改めて強く実感しています。
ますます広がりが大きくなったことに光を感じながら。
高谷絵里香