あれから一年
籾の播種をしたのが約1ヶ月前。
ここ数日の好天で苗も大きくなりだし、今月中には田植えが始めることができそうな気配になってきました。
ここまでくるとまずは一安心。
なのでようやくブログを書く気持ちになりました。
ずっとブログを書いてなかったのですが、雪解けから作業に没頭する日々が続いています。
お米の苗づくり、ジャガイモや里芋などの植え付けや管理、夏野菜の準備などといった農作業に加えて、
草刈りや水脈整備といった作業にも多くの時間を割いてます。
水脈といえば、去年の6月に開催した大地の再生講座では畑の環境整備をしました。
平場の畑と山の斜面の境目となる斜面変換線に水脈を掘ることで、畑と山の斜面の両方の空気と水の動きを円滑にさせる。
あれから約1年弱経った今はちょうど新緑が美しくて作業をしながらつい見惚れてしまうほどです。
同じ時期の写真が無いので比べることはできませんが、だいぶ山の表情が変わってきたように感じます。
枝先や葉の色も以前よりは元気になったように感じるし、木や枝の間の空間が以前よりも拡がり、その間を風が緩やかに動いているのが見えるような、そんなところが増えてきたように思えます。
でも、まだ所々鬱蒼としている空間もあります。
水脈の周りは風で払うように草刈りをしているのですが、大地の中の状態によって地表の草の状態が変わるのでしょう。
枝が暴れて、つる植物も絡みついている周辺の笹はやけに背が高くなったり、逆に黄色く枯れたりしてます。
近くに行ってみると、猪が掘り返すようにポコポコと点穴を掘っています。
それでも以前よりだいぶ気持ちの良い空間になっています。
山の斜面にこんな変化が生じているならば畑の方にもきっと影響があるはず!!
少しですが野菜をつくっているのと、これから大豆を蒔くのでどうなるか楽しみです。
ちなみに5年前に他の方がここで大豆を作付けされていたのですが、ものすごく固くて強い草に覆われてしまっていました。
その光景が目に焼き付いているのでちょっと勇気が必要ですが挑戦してみます。
農作業もばっちりやっていますが今年は水脈ネタが多くなりそうです。
高谷裕治