冬の過ごし方(2/11 のくどはお休みします)

突然で誠に申し訳ありませんが、今度の日曜日2月11日のくどはお休みさせて頂きます。
12日の月曜日は定食はご用意できませんが11時半からカフェのみ営業する予定です。

冬の間にする大切なこと。
その一つは身体を休めることです。
東京から戻ってきた途端、絵里香さんの熱が上がり始めました。
熱が上がっているのは必要があって身体自身が体温を上げていること。
せっかくの機会なので数日ゆっくり休ませて頂きたいと思います。

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冬の間は何をしているのか?

今までもこれからもずっと聞かれる質問。

ご存知の方も多いと思うけど、蒜山は「百日雪の下」と言われるような雪国。
関東で生まれ育った自分がそうだったように西日本、とりわけ中国地方に雪国があるなんて想像しにくい人も多いと思います。

約3ヶ月間、一年の4分の1の期間は雪があって外での農作業ができないということを意味します。
農業をしていく上でも、暮らしていく上でも必然的に雪との共存が最大のテーマとなります。

野菜を栽培する場合、基本的にタネを蒔けるのは春から夏の終わりまで。
そして収穫期間は8月から12月の雪が降るまでです。
その期間の野菜の収穫と出荷で、必要な収入を得ることは難しい。
計算できない自然栽培ならなおさらだし、まぐれ的に豊作だったとしても出荷先の都合もある。
他にも色々な要因はあるけれど、農業を始めて早い段階から野菜の作付けを年々減らしています。

話がそれてしまったけど、冬の間にしていること。
農作業ができないけれどお金は必要なのでもちろん働いてます。
移住して数年はえのき茸生産施設でアルバイトをしてたけど、どうせ働くなら自分で仕事をつくろう!ってことで加工品の製造販売を本格的に始めたのです。
当たり前のことだけど、自分のつくった農産物を扱うってことは収入以上に得るものが大きいのです。

加工品を製造(ほとんど委託製造ですがパック詰やシール貼りなど結構人手が要るのです)や発送をして、
溜まりに溜まった経理業務や数多の報告書作成などの事務処理、くどの営業、イベント出店などが主な作業。
それに加えて、研修や大地の再生活動に時間があれば参加しているので冬なんてあっという間です。

夏は忙しいけど、冬はのんびり。
雪はあってもオンとオフがはっきりしている暮らしも良いもの。

それは間違いではないし、実際そうなんだけど、冬でも生きるために結構必死にやっているというのが現状です。

現状の形も良いけど、農業は基本生産に専念し、農閑期は別の仕事をする選択肢だってあります。
酒蔵の蔵人へ志願するのも、土木や左官、建築関係、人間力を養えるような仕事にチャレンジさせてもらうのも個人的には魅力的だと思っています。

冬の間は何をするか。

これからも人に聞かれることだけど、もしかしたら自分自身で一番問いかけていることなのかも。

 

 

 

高谷裕治

 

 

 

 

 

 




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