今を生きる

2019年6月17日

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田植えの終わりと共に、エドともお別れの日を迎えました。

1ヶ月以上三食を共にし、泥まみれに働いて、ストレートにあれこれ話す日々。
本当に素晴らしい時間でした。

 

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エドは湖面のようにとても穏やかで静かで。
でも「今、自分が何を大切にすべきか」をいつも芯にしっかり持ち続けている。そんな素晴らしい人でした。

 

hiruzen0409_07写真・前崎成一さん

 

この前の冬にアルザスで経験したこと。
エドと一緒に過ごして感じたこと。
やっぱりとても共通しています。

過去でも未来でもない「今」をどれだけ大切に生きることができるか。

ジャックさんやナタリアさん、エドは自然とそれができているように思うんです。
大げさなことでは決してなくて、
本当にこの瞬間、まっすぐに自分の人生を生きているかどうか。ただそれだけ。

それがきっと仕事の質に繋がったり、暮らしの一瞬一瞬を鮮やかにしてくれるんだろうなぁ、と。

 

hiruzen0408_19写真・前崎成一さん

 

今を大切にしている人と一緒に過ごすと、私もとても楽チンで自分のままでいられます。
さて自分ひとりになったときにちゃんと「今」を生きることができるのか。
エドがいなくなって、そんなことを考えています。

 

どうしても先にある山積みの仕事を考えてドキドキしたり、
こうしなくちゃ、ああしなくちゃ、と自分で自分を勝手に決めつけたり。
そんな癖が自分にあることにやっと気がつきました。
今、私は何をしたいのか。
どうしたら今のこの環境と一番心地よいバランスを取れるのか。
なるべく正直に生きていきたいと改めて。

 

 

仕事の面でもエドには本当にたくさん助けてもらったのですが、
この出会いで一番大きかったことは、そこに気がつけたことだと思います。

 

 

とにもかくにも、エドは私たちにとって天からのギフトだったとやっぱり思います。
こうしてギフトを贈ってもらえたということは、私たちも天からちゃんと愛してもらってるのかなと思えるくらいに!

 

hiruzen0409_14写真・前崎成一さん

 

 

そして私たちはこの美しい土地で、素直にまっすぐに暮らし続けて行こう。
それが天へのお返しになりますように。

 

 

 

高谷絵里香

 

 

 

 

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