今年の米の初仕事

2020年3月24日新月
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今年の米の初仕事。
種籾の準備を丸一日かけてしました。

 

脱芒という籾についている芒を取ってあげることで播種機でちゃんと蒔けるようにするための作業。
同時にグレーダーという網で選別することによって大きく充実した種籾を選別します。

今年も網の網目2.30ミリ。一番大きい網目です。(つまり、小さな種籾はどんどん落ちてしまいます)
品種によって歩留まりの違いはあれど、大体半分くらいの量になってしまいます。
選別という作業は多様性と矛盾するのではないかと思うこともありますが、ここはあまり深く考えずにより充実した種を選ぶことを最優先にします。

 

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さてさて、コロナを契機として世界は大きな変革期を迎えているようです。
いろんな人がいろんなことを言っています。
はっきり言ってどうなるかわかりません。あらゆる可能性があります。
容赦ない、慈悲も情けもない現実を目の当たりにするかもしれません。

どうなるかわからないけれど、はっきりしていることは食べ物はこれからも絶対に必要であるということ。
不安や絶望にかられても未来を切り開いていくためには食べていかなくてはならない。
予見できない未来があるからこそ、確実な食料生産をする意義が高まります。
社会構造が壊れて肥料や農薬が流通されなくなっても、それらを使わなくても作物を育てられるという可能性があるのは救いです。
恐れが少ない分、目の前のことに集中できるのですから。

 

ということで今年も米作りが始まりました。
気候が変わっているから米作りもそれに合わせてちょっとずつ変えていきます。
今年は自分の中の壁を乗り越えてちょっと冒険してみます。

 

高谷裕治

 

 

 




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