くど開き
雪が溶けはじめた日曜日、お世話になっているみなさまを招いて「くど開き」を行いました。
約1年間、農作業の合間をぬってつくり続けた「くど」。
自分たちの手を動かしながら、たくさんの方の知恵と力をお借りして少しずつ生まれ変わっていった建物。
この日、大好きなみなさまと同じ時間を過ごしたことで、「くど」としての魂がしっかりと宿ったことを感じました。
写真:前崎成一さん
大きな窓から見える夕日。
AOKI,hayatoさんharuka nakamuraさんの音楽が夕日にキラキラ溶けていき。
くど全体が光に包まれてゆくのを感じました。
そしてなぜか私は自分が死ぬときのことを考えていました。
人はこういう光になるのかもしれないと。
「くど」のはじまりに「死」を思う。不思議な幸福な体験でした。
7日当日の様子をデザイナーの前崎さんが美しい写真として切り取ってくださいました。
このWEBサイトの「記憶」にて公開中です。
ぜひこちらもご覧いただければと思います。
これから「くど」がどんな道を歩んでいくのか。
まずは今週末13日(土)がはじめてのOPEN日です。
あいにくの雪模様となりそうですが、窓から見える白い景色もおすすめです。
雪道仕様の車でぜひ足を運んでみてください。
最後になりましたが、完成まで共に歩んでくださったみなさま、
当日はるばるお越しくださったみなさま、遠くから思いを飛ばしてくださったみなさま、
浮ついている私たちをバックでしっかり支えてくださったみんな、本当に本当にありがとうございました。
何度言葉にしても足りない「ありがとう」です。
本当はひとりひとりお会いしてきちんとお伝えしてゆきたいのですが、まずはこの場を借りてお伝えさせてください。
心から、ありがとうございます。
高谷絵里香