初秋の畑だより

夏野菜の季節がおわって、畑では秋の野菜たちが育ってきています。

朝露が光るニンジン。

ニンジン栽培も、蒜山に来てからは、毎年、芳しくない状況でしたが、今年は今のところ順調です。

自然栽培特有の爽やかな薄いグリーンでありながら、しっかりと生長しています。収穫量も味も期待できそうです。

発芽当初は虫食いによってニンジンが消えてしまった場所もあったのですが、生長するにつれて逞しい姿になってくれています。

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そのニンジンのとなりに大根もいます。こちらは、今年はじめてマルチ栽培をやっています。今のところこちらも順調。

大根は、肌の綺麗さがバロメータ。

自然栽培で肌の綺麗で立派な大根ができてくれば、土づくりは順調にできているといってもいいでしょう。

あと40日くらいで収穫ができそうです。たのしみです。

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この畑は3年目ですが、これまでライムギやえん麦を作り続けて土づくりに専念してきました。この夏、初めて野菜を栽培します。2年間集中的に土づくりをやった場所は初めてです。
当初は麦でもあまり育たないような痩せた土地でしたが、次第に麦も育ってくるようになりました。満を持してのニンジンとダイコンです。

 

こちらは別の畑。白菜です。

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こちらも、発芽当初に虫食いで、株数がだいぶ少なくなってしまいました。

しかし、残ってくれた株は虫食いの影響から立ち直って葉の生長も旺盛で、葉っぱが立ち始めました。今年は巻いてくれるかもしれません。

自然栽培では白菜やキャベツは、難易度が高いといわれています。それは、葉の生長が十分でないと、しっかりと巻くことができず、ただの菜っ葉のままで終わってしまうことが多いからです。つまり痩せた土地では難しいということです。

逆に、自然栽培歴の浅い畑では、肥料分が残っていて、葉は大きくなることもありますが、肥料分にたよった生長ですと、無農薬では、あっという間に虫に食べつくされてしまいます。

土づくりをしっかりやらなくては、自然栽培で白菜やキャベツを、安定的に栽培することはできません。

でも、難しいといわれている野菜ほど、自然栽培のモノは格別に美味しいです。

自然栽培の白菜でしたら、白菜だけの水炊きで、熱燗三合はいけます。寒い冬が待ち遠しいです。

 

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最後は、キャベツです。ちょっと遅れ気味です。本当は7月中に種をまきたかったのですが、8月上旬の播種となってしまいました。

生長自体は順調なので、なんとか雪が降る前に巻いてくれたらと思います。

今日の畑の様子でした。

全般的には、まずまずの滑りだしといったところです。このまま順調にいったら、12月頃にはサトイモなどいっしょに秋冬野菜のセット販売もできるかもしれません。お楽しみに。

桑原広樹




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