大豆の味わい

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新規就農して6年が経ちましたが、気がつくと当初は想像していなかった農家の形になっています。

何度も書いていることですが、今は米農家と名乗っている自分も初めは米作りをしようとは全く思っていませんでした。
週2日だけ開いている「くど」ですが、お店をやることもまったく考えてもいませんでした。

そして、今回のブログのタイトルにある大豆ももちろん販売する程つくるとは思っていませんでした。

試行錯誤を続けながらいつも自分の中で問い続けていました。

この土地で農業をするということの意味、
この時代に農業をするということの意味は何なのか。

いろんな出会いがありました。
いろんなことが起きました。

気がついてみたら大豆をつくる環境が整い、つくる意味と、つくることで起こるヴィジョンが見えてきて本気で取り組むようになりました。

でも大豆栽培はそんなに甘くはありません。

米づくりの繁忙期とばっちり重なるのと、天候の影響も強く受けます。
鳥や猪や鹿にも大人気です。
技術や知識も乏しいからほんとにうまくいかず、一昨年はほんとに少ない収穫量でした。

 

 

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自分にとってなかなかきつい大豆栽培ではあるけれど、やっぱりどうしても大豆が欲しいから去年もかなり頑張りました。
その甲斐あってか、味噌、醤油、黄粉に使う分、松井さんに豆腐にしてもらう分、今年の春に播く分はしっかり確保することができました。

先日初めて食べましたが、しみじみ美味いとしか言いようがない。
ぜひ茹でたり、蒸したらそのままで一口食べて欲しい。そんな大豆です。

今年はどこの畑でつくろうか。
どうやったらもう少し上手につくれるか。
まだまだ悩みが多いですが、食べるとやる気がでますね。

 

 

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米、麦、豆。
規模は小さいけどまっとうな「穀物」をつくることが最近の自分のテーマ。
今年も蒜山耕藝の穀物をどうぞよろしくお願いします!!

 

 

 

高谷裕治

 

 

 

 




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