二月のカモシカへ「あめつち」

 2020年1月27日DSC02810

 

今年ももうすぐ二月がやってきます。
二月といえば、カモシカ。
それが一年の定番となっていること。本当に幸せでありがたいことだと思います。

最近私たちのことを知っていただいた方もこの文章を読んでくださっているかもしれないので、改めて二月のカモシカのこと、ご紹介したいと思います。

 

 

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私たちの暮らす蒜山・中和と東京を行ったり来たりしながら活動されているオカズデザインのおふたり。
そのふたりが東京の拠点とされているのが「カモシカ」です。
アトリエとして、ギャラリーとして、食卓として、いつもたくさんの方を笑顔にしてくれる素晴らしい場所、お店です。

その大切な場に毎年お招きいただくようになり、どのくらい時が経っているのでしょう。
振り返ると本当に感慨深く、感謝の気持ちが溢れます。

そう、今回振り返ってみて自分の中の気持ちの変化に気がつきました。

 

 

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当初はこの蒜山・中和でオカズさんと一緒に過ごす日々をひとりでも多くの方に感じてもらいたいという気持ちでこのイベントに臨んでいました。
何気ないけどとてつもなく美味しいまかないごはんだったり、どんなに忙しくても自然と流れる空気のようなものを。

今は、それに加えて「今の」私たちを表現したいなと思えるようになりました。
きっと今やオカズさんたちは二月だけでなく、一年を通してカモシカで中和のことを表現してくれていると思ったのです。
そのことに気が付いて、中和での日々が本当の本当に「日常、ケ」になったんだなぁと実感しました。

 

 

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変わらないようでいて、どんどん変化している中和の暮らし。
きっと去年と今年と来年で、また全然違う何かがあると思います。
そこを丁寧にクリアにして二月のカモシカで表現できたらいいなと思っています。
常にベストを目指していますが、きっと毎年ベストなんですよね。
例えばある作物があまり採れない年があっても、その分他の何かが輝いていたり。
いつもオカズさんたちはそういうヒントを私たちに与えてくれます。
そんなところに!という、私たちが見過ごしていた宝物をそっと手渡してくれるんです。

 

 

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そう思うとオカズさんたちとやりたいことがどんどん溢れてきます。
(写真は一緒に旅したアルザスとポーランドで。このときのことももっと紹介したい!)
一緒にごはんを食べながら、何気ない会話から生まれるあれこれ。
時間がかかっても叶えていきたいな。
その一歩として二月のカモシカに臨みます。
ケのしょうゆや蒜山○餅、このお天気だとまだまだ収穫できるかもしれない野菜など。
持っていける限りのあれこれを積んで行きます。

 

 

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今回展示を共にしてくださるのが、陶芸家の清水善行さん。
とてもおおらかで深みのある器はお料理が凛と美しく映えます。
そこだけ時間が止まったかのような静けさと、土から生まれた力強さを感じます。
日々土地に根ざした暮らしをされているのが、その器からしっかりと伝わってくるのです。
そこにとてもとても共感します。
カモシカにどんな作品が並ぶのか、今から楽しみでなりません。

 

 

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そして今年もカモシカに上田さんのお蕎麦がお目見えします。
今やここ中和の住人となった上田善宗さん。
春からは中和でソバ栽培を始められる予定です。
そして収穫、乾燥、調整、製粉、そば打ちまでご自身の手でされるのです。
2月のカモシカでは私たちが栽培したソバを託し、美味しい蕎麦に仕上げていただきます。
ああ、あの味を思い出しただけで食べたくてしかたがない。。。

 

清水善行・蒜山耕藝 二人展「あめつち」。
会期は2月15日(土)〜24日(日)です。(*19日、20日は定休日)
お時間やお食事についてなど、詳細はこちらのサイトにてご確認ください。

 

 

 

高谷絵里香

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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