今年の田植え

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昨日、やっと田植えが終わりました。

今年は苗作りを今までの露地からハウスに切り替えたこともあり、去年より10日以上早く田植えを始めることができました。
心配していた苗の出来も、まだまだ満足には至りませんが及第点をつけるほどにはなりました。

それでも今年の田植えもしんどかった!

春に田んぼを起こして水を入れて代掻きを2回してから田植えをしますが、今回は春に田んぼを耕す荒起こしという作業が運命の別れ道だったようです。

5月の畑作業が忙しい中で、田んぼの渇き具合と天候を見極めて「今だ!」というタイミングで荒起こしをします。
しかも5cm以上は耕さないようにするのでトラクターから伝わる振動や音に集中し、何度も何度もトラクターから降りて耕し具体を確認しながらの作業。

今までの経験から荒起こしは重要という認識はあるので集中してやっていたつもりでした。

それでもいざ田植えをしてみるとしっかりと植わっていない苗が今年も多いこと。
苗が草の残渣の上にのっかってしまっていたり、土の上に根が見える状態で置かれているだけだったり、ぷかぷか水に浮いていたり。

原因はいろいろあるのですが、やはり荒起こしの精度がいまいちで田んぼの仕上がりにばらつきがあるのです。
もし、手植えするならば植えるところの状態に合わせて植えることができますが、田植機ではそれが難しい。
それを思うと手というのは本当にすごい。
田んぼの特徴や田植機のレバーにかかる負荷などを感じながらゆっくりゆっくり植えてはいるのですが、1年に1回の作業なので自分の技術がまだまだ追いつかない。

トラクターや田植機などといった機械はとっても便利だとは思いますが、使い方によっては良くないことをしかねません。
自分の手足のように使えるようにならないといけません。
だから機械を使っていてもすごく疲れるのです。

自分なりに真剣に取り組んで、その結果として今の状態になって、見えてきたものがたくさんありました。
それを来年の課題としてノートにしっかりと書き記しておこう。

田植えが終わった翌日からは補植、除草と、あと溜まりに溜まった草刈り!!の日々が続きます。
あと、大豆と小豆の播種もしなくては!
先に蒔いた大豆は鳩が何十羽も畑にいるし、もう何がなんだかわからない状態です。
5月6月はどうしてもこうなってしまいますね。

 

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さて、最後になりますが、今年の田植えは僕と絵里香さんだけでは絶対に終わらなかった。
旅立ち前ぎりぎりまで手伝ってくれた桑さん、忙しい中手伝ってくれた陶芸作家の堀さんと金工作家の坂野さん、豆腐職人の松井さんには言葉では言い尽くせないほどの感謝をしています。
田植機からみんなの姿を見ていると胸に込み上げてくるものがありました。

本当にありがとうございました!

少しでもみんなが楽になるように、自分の腕をもっと磨いていかなくては!!

 

こんな6月ですが、後半にはイベントが続きます。

6月20日の北村聡さんのバンドネオンのライブ → 

6月22,23日の矢野智徳さんの大地の再生講座(←近日中に詳細をアップします!)

6月26日のviorto!さんの「ベーシックレッスン2」→ 

くどの営業自体も農繁期のため日曜日と月曜日だけになりますのでHP「くどについて」で営業日をご確認の上、お越しください。

 

 

高谷裕治

 

 

 

 

 




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