今日の畑のようす

今年の春は、全国的に雨が多いようです。必然的に日照も少なく、気温も低め。

ここ蒜山も例外ではありません。

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お花見ができなかった方も多かったと思います。

畑作業も思うようにできませんが、仕方ありません。雨でもできる仕事を先回りしてやる日々が続きます。

 

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土居分小菜の花。

種を取るので、交雑を避けるため、選抜した株以外のアブラナ科の野菜はすべて畑から取り除きます。菜花が美味しいのですが、しかたありません。来年は、菜花を取るための畑と、種取りの畑の2か所に作付しましょう。

 

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二条大麦の若葉。

こちらは順調です。蒜山耕藝の二条大麦は、焙煎して「むぎゆ」となります。昨年はイノシシ食べられてしまってほとんど収穫できませんでした。今年はたくさん収穫できるといいのですが。

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トマト、ナスなどの夏野菜の種まきも始まっています。こちらは、育苗するための土。一昨年に収穫した小麦わらを何度か天地返しをして、柔らかい土にしたものです。

肥料的な栄養は期待していません。あくまで、空気の通りと、水はけをよくして、野菜の根の生長を妨げないことを意識しています。

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これは、2年後に使う育苗土の原料です。昨年、収穫したナスやピーマンの枯れ木です。

土になると容積は10分の1以下になってしまうので、もっとたくさん集めなくてはなりません。小麦と違って、果菜類であるナスやピーマンの茎は太くて硬くて扱いにくく、また、分解しにくいので、たい肥の原料としてはあまり使われません。

しかしながら「植物は、自分の子孫のために土をつくる。」との仮説を信じるのであれば、果菜類の育苗土は、果菜類から作るのが一番良いのではないかと思います。

量がたりないので、不足分は小麦のわらをつかわなければいけないと思いますが、少しずつでも、理想と考えるやり方に近づいていければと思います。

若い時から、明日できることは、明日にしよう。という怠け者のわたくしですが、最近は、あとちょっとだけ。ちょっとだけやろう。と、少しだけですが、我慢強く取り組めるようになってきました。

少しずつでも、歩を進めることで、思っていたよりもずっと早く、大きな変化が現れるものだ。と、実感するところまでは、まだ、至っていませんが、そんな感覚も芽生えつつあります。

何をするにしても、あとちょっと。その一歩が大事だなぁ。と思う今日、このごろです。

桑原広樹

 

 




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